マモーの水槽脳の話
こんばんわ、shirakawaです。
2018年もあっという間に半年過ぎ、ついに導入したクーラーのおかげで涼しい夏の入り口となっています。
今回はついにマモーの水槽脳が現実となるかもしれないというニュースを見つけたのでその話。
マモーの水槽脳とは

マモーとは、アニメ「ルパン三世」の劇場映画第1作「ルパン三世 ルパンVS複製人間」に登場する悪役。
子供のような背丈の不気味な姿が特徴で、クローン技術によって不老不死を実現した科学者。
130代も世代交代を続けた結果、遺伝子情報が劣化し、自身の脳を培養液中で保存してクローンを念動力で操って行動していた。
詳しくはwikipedia参照。
水槽脳というと、
「あなたが体験しているこの世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ているバーチャルリアリティなのではないか」という仮説
が有名みたいですが、今回は物理的に培養液の中でブクブクいってる画像のようなやつ。
どういうことかというと
米エール大学の研究チームが、胴体から切り落とした豚の脳を最大36時間生存させたと発表した。
食肉処理場で入手した首を切断してから4時間が経過した豚の脳に、ポンプやヒーターによる循環システムを備えた装置を使って人工血液を循環させたところ、脳だけの状態で蘇生に成功し、36時間生存させることに成功した。
今回の実験結果により、もしかしたら人間の脳を生きたまま保存できるようになるかもしれないことで、これまさにマモーの水槽脳状態であり、いわゆる不老不死というやつです。
では意識はあるのか
脳波を調べたところ、昏睡状態と同じだったことはわかったが、本当に脳に思考や感覚が戻ったという証拠は得られなかったそう。
これが人間にも適用できるようになったとして、正直脳に保存されている記憶や人格などが蘇らなければ意味がない気もします。
マモーには明確な意思があったし、手足となるクローンもいたわけですし。人を使うにしても、やはり意思疎通ができないと。
この技術の使いみちは?
例えば脳移植などはまだまだ無理だそうだが、例えば事故などで脳に血液が行き渡らない状態でも、4時間以内なら蘇生可能となるんではないかとのことでした。脳梗塞で倒れた時なんか
も、それだけ時間があればなんとかなるかもしれませんな。
そして記事内にもあるように、
脳に新しい体を与えるための手術方法が進歩するまで、自らの脳を保存することを考えている人に悪用された場合、リアルマモーが歴史の裏に生まれるかもしれません。
ひえ~。